時代の変革を見通す力 - apricotbrain’s blog

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時代の変革を見通す力：安政から令和への教訓

「庶民が今の世の中の暮らしに満足していれば、
治めている君主の地位は安定する。」
そう考えられて元号が変えられた時代がありました。
「安政」です。

安政年間とは
「安政」は教科書やドラマなどでは
ペリーによる日米和親条約。
阿部正弘の安政の改革・
井伊直弼の大獄など政治的な話題が中心です。

しかし、「安政」が決まった背景は
内裏も炎上した京都での大火や巨大地震
黒船来航などで社会が不安定になったこともあり、

安政と改元されました。

天災のオンパレード
この時代は
奈良地震・伊賀地震・東海地震・南海地震・豊予海峡地震・

飛騨地震・江戸地震・八戸沖地震。飛越地震
など小田原地震から続く地震が集中するの時期にあたっていました。

それだけでなく、10万人が亡くなった江戸台風。
コレラの大流行。
東北での凶作など

歴史的にも異常なほどに災害が続きました。

この時代の終わりは

江戸城本丸御殿を焼失し、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺され
国内の混乱に危機を抱いた孝明天皇の強い意向のもとに「万延」と変わり終わりました。
しかし、明治になるまで10年間での文久・元治・慶応と変わっています。

時代の変革を見通す力は俯瞰力
令和もまた、地震や災害の増加、パンデミックの発生、
社会の価値観の変動といった大きな変化の経験を積んでいます。
大きくエネルギーが流れる時代です。

過去を見ることは、未来への俯瞰力が高まります。
時代の変革を見通す力です。
人間が時代を作ります