牡丹燈籠 - apricotbrain’s blog

怪談牡丹燈籠改版（岩波文庫） [ 三遊亭円朝 ]

814円

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日本三大怪談話としてしられる牡丹燈籠

草履文化の日本に下駄の「カランコロン」の音が

あらわれるのはこの作品が最初とか

東京が江戸と言っていた頃

恋語がれて亡くなったお露が、恋しい新三郎に会いに行き

最後はとり殺すという話です

怖いところが映画やドラマに使われていますが

もとは長い落語です。

いまちょうどテレビでもやっているのですが

名人圓朝の話はなかなか手が込んでいます。

場面違いで出てくるキャラクターが

伏線絡みで次々とつながっていきます。

怪談話よりおもしろいのは

孝助を中心とした別筋です。

仇討ちもの・忠臣もの・親子もの・因縁ものと

入り組んでだ人情噺です。

むしろこちらのほうがおもしろい

縦筋横筋に糸のようにからむ因縁と結末が

織り込まれていて、速記本は名人　圓朝のリズムで

より引き込まれていきます

怪談話ながら最後は、ハッピーエンドというのもすくわれますね。

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